2026年2月4日、東京・千葉エリアの医師を対象とした血管腫・血管奇形治療戦略セミナーにて、講演を行いました。当日は、和歌山県立医科大学 皮膚科の神人教授、東京歯科大学市川総合病院 小児科の福島教授とともに登壇し、それぞれの専門的立場から血管腫・血管奇形の診断および治療戦略について知見を共有いたしました。

今回の講演では、特に「乳児血管腫」に焦点を当て、病態や一般的な治療方法、レーザー治療の役割、小児科との連携の重要性、といった、実臨床において重要となるポイントを中心にお話しいたしました。
発生部位や大きさによっては早期の治療介入が強く推奨される場合もあります。正確な診断と適切な治療タイミングの提案が極めて重要となりますので、生下時、または生後しばらくしてから出現した赤あざが気になる場合には、どうぞお早めにご相談ください。
当クリニックのあざ診療と病診連携体制
生まれつき、あるいは生後しばらくしてから出現する、異所性蒙古斑や太田母斑(青あざ)/ 扁平母斑(茶あざ)/ 乳児血管腫や毛細血管奇形(赤あざ)には、経過観察でよいもの、早期治療が望ましいもの、他科との連携が必要なものなど、さまざまな疾患のバリエーションがあります。
当クリニックでは、青あざや茶あざに対するQスイッチルビーレーザーを用いた保険治療が可能です。
赤あざや毛細血管拡張症等の赤色病変については、非常勤勤務している東京歯科大学市川総合病院にて、レーザー治療を私が担当することも可能です。当院からご紹介のうえ、レーザー照射は大学病院で実施し、その後の経過フォローを当クリニックで継続するという連携をとることも可能で、すでにこの体制で治療を受けておられる方も多くおられます。
いずれの色調のあざでも、正確な診断に基づいた治療方針の決定が重要です(積極的治療だけでなく、経過観察が選択肢となることもあります)。そのため、小児の場合は特に、小児皮膚科に精通した医師による的確な診断が何より重要です。
お子さまから成人の方まで、気になるあざがある場合、どうぞお気軽にご相談ください。
なお、ご紹介先は、患者さまのお住まいや通院の利便性を考慮し、レーザー治療を行っている通いやすい医療機関へのご紹介ももちろん可能です。無理のない通院体制のもと、継続的な治療を受けていただけるよう配慮しております。
当院では、外来で対応可能なあらゆる皮膚疾患に対応しております。
ダーモスコピー(皮膚科医が用いる拡大鏡)、エコー(超音波診断装置)、採血、皮膚生検(病変部を一部切除し、顕微鏡検査で病理を確認する。確定診断に最も有用)等の検査を用いた正確な診断、内服(飲み薬)、外用(塗り薬)だけでなく、手術、レーザー治療、光線療法、分子標的薬、様々な処置(局所注射や穿刺、縫合、液体窒素、削り、巻き爪矯正 等)を組み合わせた、最善の治療の提供に努めております。
皮膚に生じたお悩み事がありましたら、お気軽にご相談ください。
早川道太郎 (皮膚科専門医 がん治療認定医)


