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自費治療

しみに対するレーザー治療

一般的に「しみ」と呼ばれる皮膚の色素斑のなかには、日光黒子(老人性色素斑)、肝斑、両側性後天性真皮メラノーシス、雀卵斑(そばかす)、扁平母斑、炎症後色素沈着等が含まれます。特に顔面の場合、複数が合併していたり(加齢性混合型皮膚色素斑;aging complex pigmentation)、治療修飾が加わっていたりすると、診断が難しいこともあります。ダーモスコピーを用いて、丁寧に鑑別を行います。

日光黒子(老人性色素斑)は、長期の反復性の日光暴露が原因で生じる、境界明瞭な淡~濃褐色の良性の色素斑です。厚みが生じると、脂漏性角化症(老人性のいぼ)となります。その他の顔面色素斑を呈する疾患と混在することが多く、時には悪性腫瘍の初期病変と鑑別が必要なこともあり、治療前の診断が非常に重要な疾患です。

Qスイッチルビーレーザーは、色素斑の色調の正体であるメラニンにレーザー光を照射することで、異常角化細胞を熱壊死させ、多くの場合、1回の処置で除去できます。注意点としては、レーザー照射後に痂皮が取れるまで(2週間程度)軟膏の外用と保護が必要なこと、レーザー照射後に一過性の炎症後色素沈着が生じることです。

レーザー照射翌日には、照射部に痂皮が形成されます。照射1-2週間程度でその痂皮がとれ、健常皮膚となりますが、炎症のためやや赤くなっていることが多いです。赤みは徐々に炎症後色素沈着と呼ばれる茶褐色斑に変化し、一時的に色が濃くなったように感じますが、顔面の場合、照射約1ヶ月後をピークとして自然に消退していきます。ご希望に合わせて、美白外用剤(ハイドロキノン)も併用いたします。

炎症後色素沈着の程度には個人差があり、同一の患者さんでも照射部位によっても程度が異なります。レーザー照射部の痂皮を無理やりはがしたり、擦過等の機械的刺激を加えると炎症が遷延し、炎症後色素沈着が長引くこともあります。照射部のメラニン含有量の違いによるものと考えられており、照射前に炎症後色素沈着の程度を予測することは困難です。

金額は、1cm2あたり11000円で、照射面積によって増減となります。

複数個所ある場合は、ご相談ください。

男性型脱毛症に対する内服薬治療

男性型、女性型脱毛症は、発症年齢や脱毛パターンが診断のポイントとなります。男性型脱毛では前頭部と頭頂部の頭髪が軟毛化し密度が少なくなり、女性型脱毛では頭頂部の比較的広い範囲が疎毛となります。

男性型脱毛症治療として、フィナステリド(先発品:プロペシア、後発品)、デュタステリド(先発品:ザガーロ)を取り扱っております。一方、女性型脱毛症にはこれらの内服療法の適応はありません。

皮膚に生じたお悩みはなんでもご相談ください。