▶月曜日から土曜日(午前)診療を行っております。
▶皮膚科専門医/がん治療認定医による
皮膚腫瘍・色素斑の検査や手術を行います。

第77回日本皮膚科学会西部支部学術大会にて口演を行いました

2025年10月18-19日に岡山で開催された、第77回日本皮膚科学会西部支部学術大会にて、Hibワクチン接種部に生じた房状血管腫の病態の考察およびレーザー治療について口演を行いました。

https://wjda77.jda-conv.jp

房状血管腫は、約70%が出生時から乳児期に発症する良性型の脈管腫瘍で、単発または多発性の紫紅色斑や丘疹、結節、腫瘤を呈し、多彩な臨床像を呈します。自然消退することもあるため、病変の大きさや部位、併存疾患の有無等を考慮のうえ、経過観察を含め、様々な治療法が検討されています。

自験例では、病理組織学的所見をもとに、レーザーの出力を検討し、良好な経過を得られたことを発表いたしました。房状血管腫に対するレーザー治療の報告はまだ多くはありませんが、適切なタイミングでの根治切除に先立ち、姑息的に表在病変に対し加療することも一つの選択肢と提案いたしました。

また自らの発表に加え、臨床に則した講演への参加を通して、日々の診療に役立つ多くのtipsを得ることができました。当院での診療に還元していきたいと思います。

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当院では、外来で対応可能なあらゆる皮膚疾患に対応しております。

ダーモスコピー(皮膚科医が用いる拡大鏡)、エコー(超音波診断装置)、採血、皮膚生検(病変部を一部切除し、顕微鏡検査で病理を確認する。確定診断に最も有用)等の検査を用いた正確な診断、内服(飲み薬)、外用(塗り薬)だけでなく、手術、レーザー治療、光線療法、分子標的薬、様々な処置(局所注射や穿刺、縫合、液体窒素、削り、巻き爪矯正 等)を組み合わせた、最善の治療の提供に努めております。

皮膚に生じたお悩み事がありましたら、お気軽にご相談ください。

早川道太郎 (皮膚科専門医 がん治療認定医)

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