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皮膚腫瘍・色素斑の検査や手術を行います。

食物アレルギーの専門書「Rare and Risky Food Allergens」を共著しました

2026年6月2日に、海外の食物アレルギーの専門家と共著した「Rare and Risky Food Allergens Clinical Relevance, Cross-reactivity, and Management」がCRC pressより出版されました。


(ハードカバー版、ペーパーバック版の2種類の装丁)

本書は、世界的には患者数が少ないものの、重篤なアレルギー症状を引き起こす可能性のある食物アレルギーをまとめた専門書です。食物アレルギーというと、卵や牛乳、小麦、ピーナッツなどがよく知られていますが、実際には、それ以外にもさまざまな食品がアレルギーの原因となることがあり、中には報告数が少ないため診断や対応が難しいものも存在します。

そのような「まれではあるものの臨床的に重要な食物アレルギー」について、症状の特徴、診断方法、他の食品との交差反応、日常生活での注意点などを、世界各国の食物アレルギーの専門家が最新の知見を解説しています。

本書の中で第15章 コーヒーアレルギーの執筆を担当しました。コーヒーアレルギーは非常にまれな疾患であり、これまでその全体像を体系的にまとめた総説や専門書籍はほとんど存在していません。そのため、本章では、過去に報告された研究や症例報告を幅広く調査し、症状の特徴、診断方法、管理方法に加え、コーヒーの栽培・加工・流通に従事する方々にみられる職業性アレルギーや労働環境に関する知見まで含めて整理しました。

私自身は2022年にコーヒーアレルギーの症例報告を発表し、その論文は接触皮膚炎を専門とする国際学術誌の表紙に採用されました。また、2025年にはパリで開催された欧州皮膚科学会(EADV Congress)において関連研究を発表し、多くの医師や研究者の方々から関心を寄せていただきました。こうした研究活動や情報発信を通じて、本書の執筆をご依頼いただきました。世界各国の専門家が参加する本書の一員として、このテーマを担当できたことを大変光栄に思っています。

コーヒーは世界中で日常的に親しまれている飲み物である一方、そのアレルギーについては十分に認知されているとは言えません。原因不明の症状として見過ごされている患者さんや、適切な診断にたどり着いていない患者さんが世界中に存在する可能性があります。今回の執筆が、そのような患者さんの診断や理解の一助となることを願っています。

また、本書が医師や医学生、研究者の方々だけでなく、食品の製造・流通に携わる方々や、職業性アレルギーの予防・対策に取り組む方々にとっても有用な資料となれば幸いです。

コーヒーアレルギーはまれな疾患ですが、その診療や研究を通じて得られる知見は、幅広いアレルギー疾患の理解にもつながります。当院では、コーヒーアレルギーのようなまれな疾患に限らず、食物アレルギーや接触皮膚炎をはじめとするさまざまなアレルギー疾患の診療に取り組んでいます。アレルギー疾患は原因の特定が難しいことも少なくありませんが、丁寧な問診と検査を通じて、患者さん一人ひとりに適した診療を心がけています。

今回の執筆で得られた経験や知見を今後の診療や研究活動に生かし、最新のエビデンスに基づいた医療を提供するとともに、アレルギー疾患に悩む患者さんのお役に立てるよう努めてまいります。

目次

当院では、外来で対応可能なあらゆる皮膚疾患に対応しております。

ダーモスコピー(皮膚科医が用いる拡大鏡)、エコー(超音波診断装置)、採血、皮膚生検(病変部を一部切除し、顕微鏡検査で病理を確認する。確定診断に最も有用)等の検査を用いた正確な診断、内服(飲み薬)、外用(塗り薬)だけでなく、手術、レーザー治療、光線療法、分子標的薬、様々な処置(局所注射や穿刺、縫合、液体窒素、削り、巻き爪矯正 等)を組み合わせた、最善の治療の提供に努めております。

皮膚に生じたお悩み事がありましたら、お気軽にご相談ください。

早川道太郎 (皮膚科専門医 がん治療認定医)

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