▶月曜日から土曜日(午前)診療を行っております。
▶皮膚科専門医/がん治療認定医による
皮膚腫瘍・色素斑の検査や手術を行います。

超音波画像診断装置の導入 / 当院での日帰り手術について

2025年4月より、私(早川 道太郎)の診療日数が増えたことで、皮膚のできもの(皮膚腫瘍や色素斑)が主訴の多くの患者さんにご受診いただいております。小さな皮膚腫瘍から握りこぶしを超える大きさの皮下腫瘍まで、頭部から足底まで、良性腫瘍/悪性腫瘍いずれも、多くの患者さんの執刀を担当させていただきました。

皮膚科専門医かつ、がん治療認定医である専門性を活かし、正確な診断、治療の提供を目指しております。

その中で、「やや大きな腫瘍であるが当院で日帰りで切除してもらいたい」というニーズを感じる機会が多く、より正確な術前診断や安全な手術のため超音波画像診断装置を導入いたしました。

皮膚表面の病変はダーモスコピー(皮膚科医が用いる拡大鏡)が有用ですが、皮下の病変の精査には役立ちません。

そのため、当院では、米国GE Healthcareの超音波画像診断装置 V scan airを 導入いたしました。

検査はゼリーを塗った機械を患部にあてるだけで、痛みは全くありません。画像は、タブレット端末を用いてリアルタイムで供覧でき、皮膚·皮下病変のサイズや性状、血流の有無を確認することができます。

皮膚の盛り上がりやしこりが、端末上でみえることから、術前説明の際に患者さんのイメージがつきやすいと好評です。

改めて、当院での日帰り手術についてご案内をします。

  • 皮膚腫瘍が主訴の方も、まずは月曜日から土曜日いずれの曜日に受診していただいても構いません。
  • 予約枠での手術は、月曜日と火曜日の午後です。大きな腫瘍や悪性腫瘍は、原則ご予約枠での手術対応とさせていただいております。
  • 小さな腫瘍の場合、月·火·水曜日であれば、受診当日での対応が可能な場合もあります。ご相談ください。

*入院が必要な場合や、深部に至るまでの悪性腫瘍の場合など、当院での対応ができない/望ましくない腫瘍もあります。症例にあわせて、最適な方法を提案いたします。

小さなほくろやシミだと思っていたが念のため受診した、という方の中に、稀ではあるものの、悪性腫瘍がみつかることがあります。 非典型的な病変の場合は、一部の皮膚を検査に提出することもあります。

過去に、A rare clinical manifestation=珍しい臨床像 のメラノーマ(悪性のほくろ)を英語論文として報告したことがあります。 皮膚腫瘍や色素斑には特に慎重な姿勢で、診療にあたっています。 

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/1346-8138.15576

最近、大きくなったり、気になる皮膚腫瘍や色素斑を含め皮膚病変がある場合、お気軽にご相談ください。

早川道太郎 (皮膚科専門医 がん治療認定医)

当院では、外来で対応可能なあらゆる皮膚疾患に対応しております。

ダーモスコピー(皮膚科医が用いる拡大鏡)、エコー(超音波診断装置)、採血、皮膚生検(病変部を一部切除し、顕微鏡検査で病理を確認する。確定診断に最も有用)等の検査を用いた正確な診断、内服(飲み薬)、外用(塗り薬)だけでなく、手術、レーザー治療、光線療法、分子標的薬、様々な処置(局所注射や穿刺、縫合、液体窒素、削り、巻き爪矯正 等)を組み合わせた、最善の治療の提供に努めております。

皮膚に生じたお悩み事がありましたら、お気軽にご相談ください。

早川道太郎 (皮膚科専門医 がん治療認定医)