手足口病

手足口病

症例:手足口病

夏に多い傾向があり、特に流行する年もある手足口病は、
主にお子様の手、足、口に皮疹(ブツブツ)が出て、その他の症状は殆どみられません。
また、「手だけ」、「足と口だけ」というように、必ずしも、「手、足、口」の全てに症状が出るわけではありません。
時折、大人の方にもみうけられますが、大人の方は痛みを強く感じることがあるようです。
痛みそのものは3日位でおさまる場合が多いようです。

原因はウイルスで、その中で、エンテロウイルス、コクサッキーウイルス、アデノウイルスなどいくつかの種類があります。
ウィルスの潜伏期は約1週間で、その後、皮疹の症状が出ます。

診断は特徴的な皮疹で鑑別し、治療は、感冒様症状や腹部症状があれば、対症療法を行います。
皮疹については、10日ほどで自然軽快します。