皮膚科医通信Vol.21 スギ花粉は終わりも、ヒノキ花粉や黄砂で、皮膚トラブルは増える傾向

人形町、水天宮の桜も葉桜になり新年度を迎え、真新しいスーツや制服姿も見かけ、春の季節が進んできていると感じます。

皮フ科早川クリニックも、皮膚のトラブルが増えてくる季節ですので微力ながら、皆様のお役に立てるようにと考えております。

今年の春のスギ花粉は例年の5倍の飛散ともいわれてますが、花粉症の症状で受診なさる方が大変多く、目のかゆみ、鼻水症状加えて、皮膚の痒みや荒れなど重い症状が目立っています。

スギ花粉はピークを過ぎつつありますが、ヒノキ花粉、黄砂の飛散もあり引き続き注意が
必要です。

先日、今シーズンは、ヒノキ花粉が昨シーズンの40倍以上という恐ろしい発表があったばかりですが、たしかに、当早川クリニックにも、ヒノキ花粉由来のお悩みの患者様が増えてきました。

ヒノキの実 花粉症

外出時のマスクや眼鏡をすること、また帰宅後は速やかにシャワーを浴びるなどで、花粉
を落とすよう心がけて下さい。

掻いたり、擦ったりは、NG。 皮膚が傷つくと、炎症が強くなることも

それと共に私から是非お願いしたい事として、痒くても絶対に搔いたり、擦ったり、叩いたりしないで欲しいということです。

皮膚は刺激する事によって一時的に症状がおさえられても、傷ついたり炎症が強くなったりと、後々治り難く、また黒ずんだりしてしまうからです。
ちょっとした生活の工夫で皮膚疾患は、軽減されて快適に過ごすことが出来ますので、是非心がけてみて下さいね。

尚、新年度4月より、東京都皮膚科医会会長を務めることとなりました。

東京都全体の皮膚科に関わる仕事に携わることを通して、また地域の開業医として貢献していきたいと思っておりますので宜しくお願い申し上げます。